Jリーグの試合を通じた育成

スライディング

Jリーグでは、レギュラーシーズン、カップ戦を闘うトップチームの他に、いわゆる2軍にあたるサテライトがあり、Jサテライトリーグは、出場機会の少ない若手選手を中心に、試合を通じて育成する場となっています。

また、2016年シーズンから、Jリーグの各クラブチームの23歳以下の選手で構成されるU-23チームをJ3に参戦させることが可能となり、よりレベルの高いカテゴリーで、経験を積む仕組みが作られました。

Jサテライトリーグ、J3へのU-23チームの参戦のいずれについても、任意加入となっており、2016年では、U-23チームをJ3に送り出したクラブは、FC東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪のわずか3チームのみです。

トップチームのスタメンと、控え選手、さらに怪我人が出たときのバックアップに加え、サテライトとJ3の両方に参戦するためには、多くのカテゴリーに選手登録を行えるだけの選手層があるのと同時に、それらの人員を抱えられるだけの資金力を持った企業体力が必要になるなど、いくつかの課題もあります。